坂口恭平 / Practice for a Revolution
フォーキー・ソウルの傑作
ギターと声だけで複数のレイヤーを自在にかけめぐり、録音されていないはずの音やリズムまで聞こえてくる。「建てない建築家」がつむぐ、手ざわりある音のたてもの。毎日の暮らしで、元気を出したいとき、やさしく慰められたいとき、あなたのスピーカーからいつでも総理大臣・坂口恭平が歌います。大杉栄が1923年にパリのラ・サンテ監獄から娘の魔子にささげた詩にのせて歌う、アコースティック・グルーヴの奇跡の名曲《魔子よ魔子よ》も収録。ヒップホップネイティヴの詩人が歌う YouTube 時代のフォーキー・ソウルの傑作がここに誕生――。
- 89年の時空間を超える数奇な名曲、大杉栄の《魔子よ魔子よ》収録
- 坂口恭平作「生きのびるための歌」1400字収載
- 本人による全曲解説付き
- ドローイングポスター付録
- 紙ダブルジャケット装 135×135×6mm
坂口恭平 Kyohei Sakaguchi
1978年、熊本県生まれ。作家、建築家、音楽家、画家。2001年、早稲田大学理工学部建築学 科卒業。2008年、『TOKYO0円ハウス0円生活』で文筆家デビュー。2011年、東日本大震災がきっかけとなり「新政府内閣総理大臣」に就任。2014年、『幻年時代』で第35回熊日出版文化賞、『徘徊タクシー』で第27回三島由紀夫賞候補に。2016年、『家族の哲学』で第57回熊日文学賞を受賞。2018年、初のスタジオ・アルバムで音楽界へ。
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