ゆらぎ ブリジット・ライリーの絵画

DIC川村記念美術館で開催した「ゆらぎ ブリジット・ライリーの絵画 」展は、幾何学的パターンによって画面に動きをもたらす抽象絵画で知られるイギリスの芸術家ブリジット・ライリーの、日本では38年ぶりとなる個展。本展は「オプ・アート」の旗手として注目を集めてきた彼女のキャリアを網羅する、30点以上の絵画が集められている。1960年代の白黒作品、1970年代のストライプ絵画、1990年代の曲線画から、近年の壁画作品まで、「色」と「形」の相互作用を駆使することで、人々の眼に強く訴える作品を次々に展開し、現在も多くの人をその作品で魅了し続けている。
 
この展覧会の図録である本書は、作品を図版として紹介するだけではなく、すべての作品に原寸のディテール図版を掲載。また林道郎、加藤有希子らの論考とともに、その作品世界を存分に紹介できる一冊となっている。
 
デザイン:菊地敦己
仕様:B5判変型/ハードカバー/192P
言語:日本語/英語
   
関連展示:「ゆらぎ ブリジッド・ライリーの絵画」
2018年4月14日(土)-8月26日(日)
DIC川村記念美術館
 
Bridget Riley ブリジット・ライリー
1931年、ロンドン生まれ。ゴールドスミス・カレッジやロイヤル・カレッジ・オブ・アートで学び、大学卒業後は教員や商業美術の仕事につきながら制作活動を続ける。初期はジョルジュ・スーラに影響を受けたことで知られるが、ルネサンス以降の巨匠や印象派の絵画、点描技法を研究し、単純化・抽象化のプロセスを学ぶことで自身の創作を深めていく。1965年に歴史的な展覧会「レスポンシヴ・アイ(応答する眼)」で紹介されるや「オプ・アート」の旗手として一躍注目を集める。2003年の高松宮殿下記念世界文化賞、2012年のジーゲン・ルーベンス賞(ドイツ)とシッケンズ芸術賞(オランダ)に選出。現在は自宅のあるロンドンのほか、コーンウォール、南仏のヴォークリューズに拠点を持ち、制作を続けている。

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